5月の大型連休で、macOSをアップデートするついでにクリーンインストール大掃除大会をした。
今使っているiMacを購入してからそのまま使っていたので大体3年くらい。
不定期でデフラグはしていたけど、使ってないアプリケーションやファイルなどがたまりまくったり、CatalinaもそろそろAdobeのサポートから外れそうな予感もしてきていた。
さらに最近はiPadやiPhoneの同期作業が不安定になってきたのもあり、今回は移行アシスタントを使わず、設定ファイルなどはGitHubにバックアップなどを残して、ゼロからセットアップした。
事前準備〜セットアップでやったこと諸々を記録として残しておく。
🍺Homebrewのbrew bundleを使ってアプリケーションを一括イントールするようにした
プログラミングだけでもいろいろインストールするものがたくさんある。自分はデザインの仕事もしているのでグラフィックソフトやらも色々インストールするものもたくさんある。
CLIのツールだけでも毎回brew install hoge
とかやってられないので、Homebrewのbrew bundle
をつかってBrewfileのリストを参照して一括イントールするようにしていた。
デザインで使うソフトウェアもできたら一括でダウンロード→インストールしてほしいと思って以前から調べていたら、いろんなソフトウェアが実はbrew cask
でインストールできるようになっていることがわかった。
Adobe CreativeCloudやDropbox、果てはCLIP STUDIO PAINTまで……すごい!
というわけで、事前にHomebrew Formulaeで自分が使っているソフトウェア名で検索して、手動でBrewfileに追加した。
ついでに、AppleのApp Store経由でインストールしているソフトウェアもbrew bundle
でインストールできるようにもした。
mas-cli
を使う。使い方はかんたんでbrew install mas
でインストールする。それからbrew bundle dump
すると、App Store経由でインストールしたソフトウェアもBrewfileにリストとして吐き出してくれる。
詳しい使い方については、brew bundle --help
に書いてあるので、いろいろ試してみるとおもしろい。
大抵のソフトウェアは見つかったが、流石にMORISAWA PASSPORT ONEのインストーラーはなかった。そりゃそうか。
⚠️ CLIP STUDIO PAINTはインストーラーのDownloadのみ
てっきりインストールまでしてくれるもんだと思っていたが、CLIP STUDIO PAINTについてはインストーラーのダウンロードのみで、インストールは手動でインストーラーを起動する必要があった。
どこのディレクトリにダウンロードされてたか、記録してなかったのでここに残せない……。
SpotlightでCSP_
とかで検索するとインストーラーが出てくるはず(自分はそれで見つけた)。
2023年1月26日追記
macOS Ventura (M1 MAX)だとHomebrewのインストール先が変わるのが関係しているのかわからないが(ちゃんとログ見てなくて残すのも忘れてた)、Spotlightの検索では見つからなかった。
sharkdp/fdを使うと find
コマンドで探すよりかんたんに見つけることができるので、オススメです。
❯ fd -e pkg CSP Library/Caches/Homebrew/downloads/4a4a9892abdc118d4a6a216beff3a8316b59ae323c2353720aa0ec2b5278ba7c--CSP_1130m_app.pkg
参考
📂 zshの設定を整理した
基本的には不要な設定(かぶってたり、コレ使ってないな?って思ったもの)を削除して回る。
zshのconfigファイルの読み込み順もおさらいしつつ、preztoを使っているので、それに合わせた。
themeが気に入ってるのと、自力でpromptの設定を書くのがちょっとかったるくて……という理由だけで使ってる側面があって、このディレクトリ管理に満足してるわけではない。そのうち自力で設定書き直すかも……いつになるかはわからんけど。
🔌 Neovimで使ってた補完プラグインとUIプラグインを移行した
Denite.nvimとdeoplete.nvimを使っていたけど、もっさり感がずっと気になってて、この機会に全部移行した。
結論から言うと超快適。早い、うまい、尊い。
万年Vimmer1年生の自覚があるので、Vim scriptがわかるとは言えないし、移行するのにVimのヘルプを読んだりプラグインのドキュメント読んだり参考ブログ漁ったりなんだりを繰り返したけど、わかってくると色々設定するのが楽しくなってた。
これは沼。vimrc(Neovimなので正確にはinit.vim)の盆栽業の時間泥棒に拍車がかかる。
設定難易度は結構高めに感じる。ガチ勢向け。
でもシンプルだし、個人的に気に入ってるのはUIが自分で追加したり選んだり設定できたりするところ。
自分が必要なものしか入れないからシンプルでいいな。
もともとvimの好きな理由が「自分でいろいろ好きに設定できる」ってことろだったりするので、こういうのいいなって思ってる。
もうちょっと時間に余裕ができたら、備忘録も兼ねて噛み砕いた記事書きたいな。推しプラグインなので。
📝 他のテキストエディタの設定もdotfilesで管理するように追加した
inkdropとVS Codeも設定ファイルをdotfilesのリポジトリに追加して、新しい環境ではシンボリックリンクで見るようにした。
VS Codeは機能拡張のインストールリストを用意しておくのをすっかり忘れてて、これはよく使ってたやつだけ入れ直したけど、その流れで機能拡張と設定をgistで管理できる様になる機能があった。お試しにそれを使ってみてるが、まだ使い始めたばっかりなので恩恵がよくわかってない。恩恵が感じられたらdotfilesでの管理はやめると思う。
🐍 Razer synapseが使えなくなったのでKarabiner elementsを使うようになった
CLIP STUDIO PAINTで使ってる左手用ゲーミングキーボードのマッピングソフトが使えなくなった。
公式がサポートしなくなってしまって、最新バーションのv3はWindowsのみとなっていて( 'ω')マヂカヨ...となった。
これを気に新しい左手デバイスの発掘でもしようかと考えたり、セルシスが出してる専用の左手デバイス(TABMATE)に乗り換えることも考えたけど、Razer Tartrusに左手がなれすぎてしまって、Karabiner elementsを試しに使ってみることにした。
設定ファイルはJSONでかけるようになっているのでさほど大変ではなかったけど、どのキーになんのショートカットを割り当てていたかを思い出すほうが大変だったし、なんなら全部思い出せなかったので、新しく考えたりすることのほうが脳みそを使った。
Razer Synapseでは可能だったモード切り替えもKarabiner elementsだとできなくなるので、その分クリスタのクイックアクセスとかアクションで代替するとかも考える必要があってそこも頭をつかった……。もうしばらく設定考えたくない、お絵かきをさせろ。
ぼやき
Adobeは昔あったクラウドでの環境設定バックアップを復活させてくれ。
なんのためのクラウドなんだ…………って10億年ぐらい言い続けてる気がする。